アブとクマ対策~その②

キタキツネやヒグマは北海道のイメージキャラとして親しまれてますが、北海道の食物連鎖の頂点に君臨する「ヒグマ」は絶対無二の存在。人も武器を持たなければ敵ではありません。先住民族はヒグマなどの野生生物は神から餌としてこの世にあらわれた存在としてヒグマは「山の神」として崇め共生を図ってきました。

 しかし、内地から和人が移住し、北海道の開拓がはじまるとクマやそのほかの動物と接触し、農作物の被害や家畜、人的被害が起き、駆除の対象となり、野生の「エゾオオカミ」は絶滅し、ヒグマとは近年でも、人口減により植生領域が増えたことも有り、摩擦が起きてます。

 そして、かつての日本の産業を支えた多くの炭鉱は鉱山は、クマの生息領域にあり、多くの事件が起きてます。これから目指す、炭鉱跡地や北海道の多くの秘境は、動物たちの領域となりますので、対策が必要です。

ホイッスル

 

周波数帯の違う2種類の笛を携帯してます。左のA&F COUNTRYの笛は防水のカプセルとなり、血液型など緊急用の情報を記載した紙を入れることができます。笛はかなり遠くまで音が伝わりますので、緊急用でも大声を出さずとも信号用として有効です。

熊よけベル

鈴やラジオはどれほど効果があるかわかりません、むしろ、人なれしたクマにとっては「餌が歩いてますよ~」と思われてるかもしれません。しかし、近年のクマは草食化してますので多少効果はあるでしょう。むしろ、春先や秋など狩猟シーズンには自分は「人間です撃たないで」と存在を知らしめるのに役立つと思います。

 

森林香

 

アブ対策用の虫よけですがものすごい煙が出ます。隧道などの洞窟に入ればよくわかります。その煙の量は自分を包んでくれます。クマは犬より数倍も嗅覚が優れているといわれております。むしろ、人間ではないよとカモフラージュしてくれる効果があると思います。

蚊取り線香を携帯して登山などをしますが、この手の煙、結構、息が切れてくると苦しいです。お試しあれ。

爆竹

火薬の連続音でクマを威嚇します。かなり効果があるようです。

 

熊へ爆竹を鳴らした時の様子の動画がありましたので、参考にしてください。それほど大きな熊ではないですが、出会ってしまったら、追い返すことができるかもしれません。

 

ターボライターです。外では普通のライターは風でつきません。かなり火力が強く、炎が見えない場合がありますので、取り扱いは注意が必要です。チャッカマンタイプも見かけたので追加で購入。

 

火薬銃

おもちゃの連発銃ですが、これは、ホームセンターの鳥獣コーナーで購入。先端が開いており、火花と煙が出ます。火薬の部分も鉄なので何発も打てます。

100円ショップでも見かけますが、先端は塞がれてます。。

こっちには武器があるぞ程度ですね。

登山用ステッキ、登山ブーム前の頃のです。最近のはアルミニウム合金で軽くて丈夫ですが、これは鉄です。中は空洞ですのでそれほど重くはないですが、がっちりしてます。猟銃に見えないかな。。。。て見えませんよね。

只、1m以上ありますので、頭を狙ってくるクマの第一撃を急所からそらすことができるのではないかと、通常のステッキの他に持ち歩いてます。羅臼岳でステッキでクマをがけ下に落としたという猛者もいますしね。

剣鉈

最後の手段は、戦うしかありませんね。。生きたまま「ガブッ」と食べられるほど、悲惨なことはありません。そして、生き埋めにされます。(後で、食べに来るため。。)

ヒグマがどれほど恐ろしいか、『シャトゥーン ヒグマの森』という小説があります。漫画化もされてますので。。

 
高知県のトヨクニの「土佐剣鉈」です。刀と同じ鍛造で作られてますので、耐久性はもちろん、細い枝なんかはスパッと切れます。

まとめ

山中では笛や鈴でクマに出会わないようにする必要がありますが、不幸にも(互いに(笑))あった時のための自分の対策を述べてきました。

まだ、クマと遭遇したことはありませんが、フンはあちこちに見られます。最近のクマは草食化してますので、フンからクマが何を食べてるかがわかります。

過去のクマに襲われた人の統計では、何も対策してない人は、ほぼ死亡しているか、重症です。しかし、何かしらの対策をしてる人は、8割以上、命が助かってます。クマと格闘してますので無傷と言えませんが。

山中に入るときは、そこはクマやシカなどの動物たちが営む世界にお邪魔するくらいの気持ちはあった方がいいと思います。

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