ウポポイ(民族共生象徴空間)とゴールデンカムイ特別展

 

 2021年7月~8月にかけてアイヌ民族資料館特別室で、ゴールデンカムイ特別展が行われてましたので訪れました。ウポポイは白老町のポロト湖畔にある国立の施設で、アイヌの文化を後世に継承する施設で,アイヌと和人のかかわりなど歴史については多くは述べられておりません。(写真はクリックで大きくなりますので拡大してご覧ください。)

案内図

 日本語の他、アイヌ語で書かれてますが、対応しないのもあるようですね。

入場

 展望広場から入口へ向かうと、ちょっと長めの「いざないの回廊」を通ります。壁にはアイヌの人々が共存していた森や動物たちが描かれてます。

歓迎の広場では、お土産や軽食、アイヌ料理などが提供されてます。

 巨大な博物館が迫る、円形のエントランス棟より入場です。バーコードチケットを提示して入ります。

チセ

 博物館を通り過ぎると体験工房やチセがあり木彫りや刺繍など、長く受け継がれている技術を実際に体験できるほかチセではアイヌの暮らしや文化を開設するプログラムが実施されてます。

チキサニ広場

 屋外では天候に恵まれてれば、アイヌの語り部さんが、ウポポイの案内や「ムックリ」の実演、丸木舟や仕掛け弓の解説をしてくれます。

体験・交流(民族共生公園)

 体験・交流館ではアイヌの伝統芸能の上演や「カムイアイズ」という半球ドームのスクリーンで体感できます。屋外では夕方から「カムイシンフォニア」というプログラムのプロジェクションマッピングが行われてます。

アイヌ民族博物館

 簡単にウポポイをご紹介いたしましたが、今回の目的は「ゴールデンカムイ特別展」

 のっけから、白石が強調されてます。何も説明なしに。

壁を探すと白石

白石、、、ゴールデンカムイの読者は笑いを誘われるでしょう。

ゴールデンカムイとは

  北海道と樺太を舞台とした、アイヌの財宝を巡る戦いです。主人公のアシリバと杉元の冒険を通して、アイヌの生活、習慣や、当時の北海道の産業などを知ることができます。

ゴールデンカムイ特別展

別ページで、特別展の写真をまとめてます。

常設展示

同じく、常設展示も写真をまとめてます。

まとめ

 ウポポイに関しては気にはなってましたが、アイヌ文化を触れる機会が多い道内在住の道民にとっては、道内各地に散らばるアイヌの資料をまとめた感が多く、目新しいものはありません。しかし、アイヌという北方の先住民族を全国の人々に広く知らせる施設としては素晴らしい施設だと思います。

 だが、過去の歴史の和人とアイヌはどのようにかかわってきたかは、この施設ではわかりずらく、数少ない書物やチャシやコタンのあった、現地の資料からしか知る手段がないのが実情です。

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